『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』の著者 Shizuです。
長男は発達障害、軽度知的障害があります。
長男がバイトをするまでの経緯がなかなか面白かったので文章にしてみます。誰かの参考になれば幸いです。
Contents
発達障害バイト探し物語スタートはここから
その長男ソラが、19歳のとき
「アルバイトしたいな・・」とつぶやきました。
私は内心(えーー!?ソラがバイト?何ができるんだろう?)
コンビニのレジ打ちは、色々やることあって、無理だろう・・
そうだ、ソラが「掃除の仕事だったら、俺、将来できる」と言っていたな・・。やった後、気持ちがいいとも言っていた。庭の雑草抜きも、集中してずっとできていた。一方で次男(定型発達)は、すぐあきて続かなかった。
掃除の仕事・・・調べてみよう。ネットで調べたら近くのファミレスの早朝お掃除のバイト3時間が見つかった。週2回からOKなら、ソラにもできるかな・・・ソラに聞いてみたら、やりたいとのこと。
でも・・・実際どうなんだろう?
じゃ、私がまず、もぐりこんでやってみて、橋渡しすればいいんだ。
とアイデアが降り、早速ファミレスに面接の申し込みをしました。
母ちゃん、もぐりこみに成功する
久しぶりに履歴書を持参して面接をすることに。
面接で質問を受けながら思いました。
「ああ・・この受け答えは、言語力が弱いソラには難しいかもしれないな・・」
「やはり、いきなりではなく、私がまず、バイトをやってみて橋渡しをするのは正解だ」と感じました。
過保護な親だと思われるかもしれません。
「何回落ちてもいいから、面接やってみなさい」というスタンスもありだとは思います。
でも、私も大学卒業して就職したとき、縁故で就職したのですよね(;^_^A
べつに、ルートはなんだってよくない?
ということで、母ちゃんは、面接に合格し、ファミレスで清掃のバイトをはじめることになりました。
リアルの現場はこうでした。結果は・・・
そして、いよいよ仕事が始まりました。
なんか、探検みたいで面白いな~という気持ちもありながら、まず、マニュアルの文章を読み(うわーこの文章量、ソラにはハードル高いだろうな~)清掃についての動画を見ました。
そして、食品関係の仕事は、消毒が半端ない~手を洗うのに、タイマーかけて洗う。泡をつける、水で洗う秒数も決まっている。壁に貼ってある、ルールのようなものを読み上げながら行う・・。う・・決まりが多い・・。苦手・・。
その後、掃除の仕方のご指導をしていただき、実際に掃除をはじめました。
まだ、誰もお客さんがいないので、緊張することもなくお掃除をすることはできる。掃除機をかけ、モップをかける。トイレ掃除をする。椅子を拭く。控室の掃除。
仕事終わりの30分前になると、お店がオープンする。
するとホール1名さんと調理1名さんでお店を回していくのでピリピリしたムードになる。お客さんも入ってくる。
ああ・・この状態は、ソラにはキツイかもな・・。
窓を拭いたり、棚を拭いたりして3時間の清掃の仕事が終わる。
ゴミの処理に関しては、ゴミ箱がいくつかあり、燃やせるゴミ、プラスチックゴミなどの表示がされていなかったため、
ソラが働くことになったら、表示を書いてもらわないと、分別で混乱するな・・・。
掃除をするときの布巾も、場所によって使い分けをするのだけど、布巾に文字を書きたい・・。視覚的にわかりやすくしないとわかりにくい。
これも提案しないと・・。
結果的に、数日仕事をして、ルールが多すぎる。ちょっと、ピリピリ感がある・・。この現場は、ソラにはちょっと向かないな・・・と思いました。
ここを橋渡しをするのは、やめよう。でも、一旦申し込んでしまったので、すぐにやめるのも失礼なので、3か月、朝早起きして週2でバイトを続けることにしました。
すると、なぜか、3か月経たずして、計画道路の関係でファミレスが閉店することになり、会社の都合で仕事がなくなるということで、バイト代金以外にお見舞金?1万円もらえるという超ラッキーなことになりました。
すると、ソラが、早くバイトをしたいと、なんと一人で面接に行ってきたのです!
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