ASD(自閉スペクトラム症)の子も場面緘黙(かんもく)になることがあります。
*場面緘黙(不安や緊張のため、家ではおしゃべりできるけど、学校など特定の場所、場面で声が出ない状態が1か月以上続く不安障害の一種)
長男ソラの声が段々小さくなってきている・・
焦った私は、声を出す練習をしなくては・・と長男を追い詰めてしまった黒歴史があります( ;∀;)
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なぜ長男の声が段々小さくなってしまったのか?
長男ソラが幼稚園年長さんのとき、遠足型の幼稚園に通っていました。
そこでは、ASD(自閉スペクトラム症)の子の支援もできる方がフォローしてくれる幼稚園でした。
山に登ったり、色々な経験をするところだったのですが、一人とても厳しい先生がいて、ソラと同じ名前の子をかなりキツク叱っていたようなのです。
それを見ていたソラは、自分が怒られていると思ってしまい、段々声の大きさが小さくなってしまったのです。
焦った私が取った行動で長男の症状が悪化
小学校に入学して声が出ないとまずいことになる・・焦った私は、
声を出す練習を幼稚園の先生にお願いすることにしました。
場面緘黙という特性をその時は、まだ知らなかったのです。
幼稚園の帰り、豆腐屋さんで豆腐を買うときに、
「豆腐ください」といつものように言ってもらおうと思ったら、
声がまったく出なくなってしまっていました。
声を出そうとソラも頑張って首を少し前に出しても喉の奥が詰まって声が出ない感じでした。
やばいことをしてしまった・・。
本人の希望を確認してのことならまだしも、良かれと思ってやったことは、逆効果だったんだ・・。申し訳ないことをしてしまった・・。
画像:いらすとや
その後、ネットで検索していったところ、「場面緘黙」という症状があることを知ることになりました。
無理に声を出す練習をすることは、やってはいけない行動と記載されていました( ;∀;)
知る、知らないは大きなこと。
私と同じダメ対応を取る人を減らしたいという思いから、少しでも場面緘黙の認知度、適切な対応法を知っていただきたいと思い、その後、かんもく団体に呼びかけ、300人集める場面緘黙の講演会を数年開催、メディアにも取り上げていただきました。
場面緘黙について担任の先生の配慮
小学校に入学し担任の先生に場面緘黙についてお話したところ、
クラスで場面緘黙という言葉は使わずにソラの特性について以下のようにお話してくれました。
「みんなも、緊張することがあるよね?
みんなの前に出たりすると緊張するよね?
声が出ずらくなったりするよね?
ソラくんは、その緊張がみんなより強いので、声が出ないかもしれません。
声を出すようにと言ったりしないように」
この担任の先生のクラスへの言葉かけで、場面緘黙の子がよく言われる
「あって言ってみて」ということなど、声を出すことを強要されたことはなかったようです。
クラスのママさんからも、担任の先生のお話があってソラ君にどう接したらいいかわかったので、とても有難かったとお話を聞きました。
効果があった取り組み
場面緘黙は不安障害の一種とされていますので、心が緩む、楽しい経験をたくさんすることは、改善の近道となります。
スモールステップの取り組みで、焦らず進めていくことが大切です。
クラスメイトで、ソラによく話しかけてくれる子がいたので、家に招待し、私も一緒にかくれんぼや、テーブル卓球などをしました。
卓球では、体を動かし、リラックス効果があったと思いますが、思わずソラが声を出す場面もありました。
また、本人が希望する場合、放課後など先生と1対1で接する機会をつくってもらうことも有効です。(先生はお忙しいですので、無理のないようにとは思いますが・・。また、先生と信頼関係が出来ていることも大切)
ソラは、電話の連絡では、決まった内容なら、お友だちに伝えることができていたので、ソラが提出物を忘れたとき、先生に報告する文章を何度も練習して放課後学校に行き、廊下で担任の先生に伝えるチャレンジをしました。
先生は、はじめてソラの声が聞けて「わ~嬉しいな~」と言ってくれて、ソラも嬉しそうでした。
*クラスで大人数の前で、緘黙の子が声が出た時、「わー!声が出た!」とか言ってはいけない。とされていますが、1対1でしたら、(声が聞けて)嬉しい気持ちを伝えると、やはり子どもは嬉しいと思います。
今は、ソラは普通の声が出るようになっています。ただ、言語力は弱いので、コミュニケーションは得意ではありませんが、「今の子どもの姿がすべてではない」をソラも証明しています。
では、口角上げていきましょう(^^
上げれない時があっても大丈夫♪
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